~10月31日(火)に、藤井先生司会で、「本庄市 地域交流会 ~地域で楽しく暮らすヒント~」が開催されます。~
NPO法人川越きもの散歩の代表を務められている藤井 美登利先生が戸谷八商店をご訪問くださいました。
「地域で楽しく暮らすヒント」をテーマとした、『市民活動団体・企業 地域交流会(本庄編)』が10月31日(火)に開催されるとのことで、パンフレットをいただきました。
藤井美登利先生のプロフィール、ご実績、市民公益活動、講演活動、執筆活動等について詳しく掲載されています。
◆2023年10月31日(火)開催『市民活動団体・企業 地域交流会(本庄編)』
~地域で楽しく暮らすヒント~
【市民活動団体・企業 地域交流会(本庄編)】
◆テーマ:地域で楽しく暮らすヒント
◆日時:令和5年10月31日(火)
14:00~16:30
◆会場:はにぽんプラザ 活動室D・E
(埼玉県本庄市銀座1丁目1−1)
◆司会:藤井 美登利先生(NPO法人川越きもの散歩 代表・東京国際大学非常勤講師)
◆参加費:無料(事前申込10/13締切)
◆主催:公益財団法人いきいき埼玉(たまサポ)
◆共催:本庄市市民活動推進課、北部地域振興センター本庄事務所
藤井 美登利先生は、藤井先生は、2021年4月より、埼玉県北部地域振興センター本庄事務所サイトにて、「NHK大河ドラマ主人公 渋沢栄一の活躍を伝える県境の魅力めぐり」というテーマで連載記事を掲載されていました。
戸谷八にも、2021年7月に取材に来てくださいまして、それ以来、大変お世話になっている方です。
※2021年7月30日の戸谷八商店での取材については、こちらをご覧ください。
※2022年11月5日に開催された『川越・前橋・横浜絹ものがたりフォーラム』の記事については、こちらをご覧ください。
藤井 美登利先生が本庄まで来てくださって、とてもありがたかったです。
せっかくでしたので、戸谷八の蔵をご案内させていただきました。
(戸谷八の蔵にて)
川越市は、市民が主役の市民活動において、先進的な行いをする地域として有名です。
藤井美登利先生が関われた「旧川越織物市場」の保存運動もその一つです。
藤井先生は、この「旧川越織物市場」の保存運動を契機に、毎月28日に川越成田山別院で開催されるお不動さまの蚤の市に集合し、きもので町を歩く「川越きもの散歩」を始められ、それが『NPO法人 川越きもの散歩』の設立の基盤となったとのことです。(「NPO法人 川越きもの散歩」のFacebookはこちらへ)
川越はすでに観光地として確固たる地位を築いていますが、藤井先生たちの活動により、さらに新しい風がもたらされ、より一層の都市の魅力が増すことになり、とてもよい循環ができていると思いました。
◆「旧川越織物市場」の危機と再生
~地域住民主導で保存運動が展開され、次世代アーティスト等の活動拠点として生まれ変わりつつある川越の歴史的遺構~
【江戸後半~明治前半】
川越は、全国有数の織物の集散地として、着物の流行ファッションで全国を席巻。
なかでも、横浜開港時に、川越織物商の中島久平(なかじま きゅうへい)は当時最先端のヨーロッパの技術を導入し、「川越唐桟(かわごえとうざん)」の改良や新製品の開発を行う。
【明治後半】
不景気と取引の周辺への分散によって川越の織物産業が衰退。
【明治43年(1910年)、川越織物市場開場】
明治期の地域再生のプロジェクトとして、「川越織物市場」の建設に踏み切る。
毎月5と10のつく日に市(月6回の定期市)が開かれ、町が賑わうようになる。
【大正後期】
商売の形態の変化が要因となって、織物市場としての機能を終える。
※建物は残される。「織物市場」は伊勢崎や、八王子、桐生にもあったが、全国で残っているのは川越だけ。
【昭和38年(1963年)】
三國連太郎さん主演の映画『無法松の一生(むほうまつのいっしょう)』(東映版)のロケ地として利用される。
(※荒くれ者の人力車夫である主人公・無法松(むほうまつ)が住む長屋として、「旧川越織物市場」が使われた。)
【平成13年(2001年)】
織物市場を解体し、マンションを建設する計画が発表される
→「旧川越織物市場の保存再生を考える会」(※2003年1月「川越織物市場の会」に組織改編)が創設。
「旧川越織物市場」の保存運動が展開され、2万人の署名が集まる。約半年間住民が建物に集い見守り続ける。
【平成14年(2002年)】
川越市が現地での保存を決定。
開発業者から、川越市が「旧川越織物市場」の建物の寄贈を受け、川越市土地開発公社がその敷地を買取り、2002年12月10日、「旧川越織物市場」の現在地での保存が確定。
【平成17年(2005年)】
「旧川越織物市場」と、隣接する「旧栄養食配給所」がともに「川越市文化財」に指定。
【平成18年(2006年)】
藤井先生のお手紙がきっかけで、40年ぶりに三國廉太郎さんがを訪れる。(※詳細はこちらへ)
【平成27年(2015年)】
「旧川越織物市場」が「歴史的風致形成建造物」に指定。
【平成29年度(2017年度)~】
川越市が織物市場の調査・全面修復工事が始まる。
次世代の文化創造インキュベーション施設として再生予定。
【令和6年に復原公開予定】
第1期工事である「旧川越織物市場東棟・西棟ほか整備工事」が完了し、現在、第2期工事である「旧栄養食配給所等整備工事」が進行中です。復原公開予定は、令和6年とのことです。
※川越市HP「旧川越織物市場東棟・西棟ほか整備工事について(完了)」
※川越市HP「旧栄養食配給所等整備工事の状況について」
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【参照】
●『さいたま絹文化研究会通信(Vol.15)~川越に残る織物遺産 川越織物市場~』(さいたま絹文化研究会)
●『小江戸ものがたり(第5号)』
●『埼玉きもの散歩』(さきたま出版会)
●公益財団法人いきいき埼玉「たまサポ調査隊がゆく~NPO法人川越織物市場の会(川越市)」
●川越市HP「川越市文化創造インキュベーション施設(旧川越織物市場活用推進)」
●川越市文化創造インキュベーション施設コンセプトブック(PDF:13,408KB)
「旧川越織物市場」と「旧栄養食配給所」は、明治後期に建設され、近代遺産として当時の姿を残す全国的にも希少性の高い、貴重な木造織物市場建築です。今後は、「文化創造インキュベーション施設」として活用されることになるとのことです。
※2021年12月22日(水) に工事中の旧川越織物市場前にて撮影。
藤井先生、このたびは戸谷八商店にご訪問くださりありがとうございました。
川越市において、着物を軸にした新しいまちづくり運動を次々に企画し成功している藤井美登利先生が、10月31日に本庄に来てくださること、とてもうれしく思います。
藤井先生が企画する今回の地域交流会がもとになって、市民が主体となって本庄地域を盛り立てていく新しい取り組みが、数多く花開くことを期待しています。
このたびは本当にありがとうございました。
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【藤井美登利先生のホームページ】
(※藤井美登利先生のプロフィールやご実績等が掲載されています。)
(※藤井美登利先生が代表を務められていらっしゃいます。)
(※藤井先生が作られたホームページ)
(※藤井先生が編集長を務められている川越の町雑誌)
※川越一番街の書店「本の店太陽堂」(埼玉県川越市幸町7−5)さんや、「小江戸まるまる屋」さんのWEBサイトで購入できます。
(※会報誌の作成を藤井先生がなさっています。)
〈※2023年11月11日追記〉
「本庄経済新聞」様HPに、10月31日に開催された市民活動団体・企業の「地域交流会~本庄編~」の当日の様子が綴られた記事が掲載されていました。
※「本庄経済新聞」様HPの記事:https://honjo.keizai.biz/headline/634/
交流会には、10団体ものNPO法人の方々をはじめ、様々な企業や任意団体、個人の方々が参加されていたとのことです。地域のために活動されているたくさんの方々が集まり、アイデアや知識が共有されることは各団体の方々にとって非常に有益で、まち全体にとっても非常に意義深いものだと感じました。
本庄経済新聞様のHPには、「NPO法人 川越きもの散歩」代表の藤井美登利先生や、「一般財団法人 埼玉県人会」でいつもお世話になっている田中庸三様、「NINOKURA」の小林真様、「NPO法人 まちの駅ネットワーク本庄」の阿奈正子様、「島村蚕のふるさと会」の田島一栄様、「ワンダーファブリック」の今井俊之様たちのお顔も拝見できて、嬉しく思いました。
藤井美登利先生のリーダーシップで交流会が盛り上がり、交流の場をより有意義なものにしていたように感じられました。
藤井先生をはじめ、関係者の皆様方、いつも地域のためにご尽力してくださり、本当にありがとうございます。