2022年11月3日『公募 第72回 麓原展(ろくげんてん)』に行ってきました。

~70年以上の歴史を誇る公募展。3年ぶりに、「本庄まつり」と同時開催~

 

 

2022年11月3日、3年ぶりに開催された『公募第72回 麓原展(ろくげんてん)』に行ってきました。

 

麓原展は、毎年11月3日の文化の日を中心に「本庄まつり」と同時期に開催されています。

70年以上の歴史を誇る公募展です。

 

会場の本庄西小学校体育館には、沢山の素晴らしい作品が展示されていました。

 


◆「公募第72回 麓原展」

 

開催日:2022年11月3日(木・祝)~11月6日(日)

時間:9:00~17:00(最終日 16:00)

会場:本庄西小学校体育館

麓原展の会場である「本庄西小学校体育館」
麓原展の会場である「本庄西小学校体育館」


◆麓原会(ろくげんかい)とは

 

「麓原会」は、敗戦による社会混乱の中で意気消沈していた若者たちが、絵画を通して元気を取り戻そう、本庄・児玉地域に文化の灯をともそうという志で始めた絵画団体です。 

戦後まもなく、古川弘先生を中心として、中村先生の恩師である堀英治先生、山田鶴左久先生、金井邦松先生たちによって発足されました。

 

【麓原展(ろくげんてん)について】

毎年11月3日の文化の日を中心に、市立西小学校体育館において一般公募の絵画展「麓原展」が開催されています。

昭和22年(1947年)に第1回の公募展が開催されてから、70年以上続いています。

市内また周辺地域一円から、多い時には150もの出品があります。展示は「麓原会員」「会友」「一般」に分けられています。

春には「春季展」、夏には「夏季展」が行われています。

 

※2022年の「麓原会(ろくげんかい)・夏季展」についてはこちらもご覧ください 。

 


棚澤 寛氏『日本女児』
棚澤 寛氏『日本女児』
久保 博久氏『インディアンサマー』
久保 博久氏『インディアンサマー』
菅野 公夫氏『顔のある風景 NO.5』
菅野 公夫氏『顔のある風景 NO.5』
中村 民夫氏『東那須山シリーズより』
中村 民夫氏『東那須山シリーズより』

※中村先生は、「東那須山」シリーズを1980年頃から始められ、その後何十作品も描き続けていらっしゃいます。最も大きなもので、100号F(1,630x1,303)サイズの作品があるとのことです。

 

中村 民夫氏『抑留者の靴(日本兵)』
中村 民夫氏『抑留者の靴(日本兵)』

※2022年5月には中村先生のギャラリー「ぎゃらりー和可」が美術館としてスタートするとのことで、これを記念として、中村民夫先生の個展『髪と花のコレクション展』(2022年5月23日~5月31日)が開催されました。

(※中村先生の企画展につきましては、こちらもご覧ください。)

 

菅野 鈾一氏『初雪』
菅野 鈾一氏『初雪』

※菅野公夫先生のお父様の作品です。

 

菅野 鈾一氏『神泉の山』
菅野 鈾一氏『神泉の山』
並木 千恵子氏『猫のいる風景』
並木 千恵子氏『猫のいる風景』
逸見 正則氏『奪われた日常』
逸見 正則氏『奪われた日常』
小島 恵奈氏『吼える』
小島 恵奈氏『吼える』
荒井 隆幸氏『切り株』※麓原賞
荒井 隆幸氏『切り株』※麓原賞
堀 美波氏『路地裏の案内人』
堀 美波氏『路地裏の案内人』
剱持 洋子氏『うららかⅠ』※古川賞
剱持 洋子氏『うららかⅠ』※古川賞
飯岡 晴雄氏『圓心寺』より市役所を臨む』
飯岡 晴雄氏『圓心寺』より市役所を臨む』
五味 一義氏『陽春遠からじ』
五味 一義氏『陽春遠からじ』
保泉 俊雄氏『白樺の思い出』
保泉 俊雄氏『白樺の思い出』

【公募 第72回 麓原展目録】

 

3年ぶりに開催された「本庄まつり」と同じ日に、『麓原展(ろくげんてん)』にて、沢山の素敵な作品を観ることができて幸せな気持ちになりました。本庄が誇るべき文化としてこれからも長く大切に受け継がれていってほしいと思いました。

 

※2022年夏に開催された「麓原会(ろくげんかい)・夏季展」についてはこちらをご覧ください 。