~JA埼玉ひびきのさんと連携し、農業・地域活性化のために様々な取り組みを行ってくださっています~
◆早稲田大学 農業サークルこだま様
「早稲田農業サークルこだま」さんは、埼⽟県本庄児⽟地域を拠点に、地元のJA埼玉ひびきのと連携しながら、食や農に関する勉強会や、JAひびきの管内の直売所のマーケティング活動、農業体験、食品・レシピの開発等を行われている早稲田大学のサークルです。
イベント出店等を通じて本庄の農産物の魅力発信や、JA直売所の売上アップのためのマーケティング戦略をご提案をしてくださる等、農業・地域活性化のために様々な取り組みを行ってくださっています。
■早稲田農業サークルこだま様
◆戸谷八商店にて
(戸谷八稲荷)
このたび、「本庄を知ろう ブルーベリー狩りツアー」の一環として、戸谷八商店をご訪問くださいました。
農業サークルこだまの皆さんには、中山道「本庄宿」の歴史について、また、戸谷八商店の歴史についても説明させていただきました。
さらに、近代日本経済界のリーダーとして活躍した諸井家の人たちのことや、農業ということなので、本庄市の郷土の偉人で、「土民生活」を提唱し、後半生は、東京郊外で農耕と共学の半農生活を実践した石川三四郎さんのことをご紹介させていただきました。
本庄は、中山道最大の宿場町で商業のまちとして有名だったのですが、周りは農家に囲まれ、農業にも親しみを感じる人たちがたくさんいました。
「本庄宿」を一緒に開発した仲間である「花の木18軒」について言えば、諸井貫一(もろい かんいち)さんは、長瀞の観光開発をするにあたって、自然博物館だけでなく、バラがきれいな観光地にしたいということで、バラ栽培に熱心に取り組んでいたという記録があります。
また、思想家として有名な、本庄の郷土の偉人である石川三四郎さんについて言えば、フランスに亡命生活をした時期に、フランス人から積極的に農業の勉強と実践をしたという話が伝わっております。
今回その中で、石川三四郎さんが書いた「馬鈴薯からトマト迄」というエッセイをプリントアウトをしたので、学生の方たちに差し上げました。
石川三四郎さんは、徳川家のフランス語の家庭教師をしたり、フランス語の翻訳や、フランスの思想家の紹介を行っている教養深い方で、フランスでの農業体験がきっかけとなり農業が大好きになり、後に「土民生活」という思想に結実しました。
そんな石川三四郎さんですが、農業をし始めた時点では、馬鈴薯(ジャガイモ)が土の中にできるのではなく、木に実がなるようにできるものだと勘違いして、フランス人たちに大笑いされたというエピソードがあり、エッセイに面白おかしく紹介されています。
早稲田農業サークルこだまの皆さま、小川 知子様、村橋 美波様、本日はありがとうございました!!