◆藤井 美登利(ふじい みどり)先生
藤井美登利先生は、NPO法人『川越きもの散歩』の代表理事として毎月28日に、川越での「きもの散歩」の開催をされています。
また、専門家ボランティア共助仕掛人として、6年間埼玉県庁に勤務され、市民活動団体やNPO法人、企業等のマッチングを行い、活力ある地域づくりに貢献されてこられました。
さらに、「川越むかし工房」を設立し、川越の町雑誌『小江戸ものがたり』の編集発行(2021年8月現在第14号まで発行)や、さいたま絹文化研究会(秩父神社・高麗神社・川越氷川神社により結成)での会報を担当される等、まちづくりや伝統文化保存のため、多彩なご活動をされている方です。
(→藤井先生についてのプロフィールについては、前回の戸谷八HPのこちらの記事もご覧ください。)
◆(その8)繭で栄えたまち・本庄を歩く③
~旧本庄商業銀行煉瓦倉庫~ローヤル洋菓子店の記憶~
藤井先生は、2021年4月より、埼玉県北部地域振興センター本庄事務所のサイトにて、『NHK大河ドラマ主人公 渋沢栄一の活躍を伝える県境の魅力めぐり』というテーマで連載をされています。
現在は、本庄特集《繭で栄えたまち・本庄を歩く》の取材と執筆をしてくださっています。
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今回の『NHK大河ドラマ主人公 渋沢栄一の活躍を伝える県境の魅力めぐり(その8)』では、旧本庄商業銀行煉瓦倉庫を取り上げてくださいました。
(※本庄レンガ倉庫の設計と施工は、渋沢翁とゆかりの深い「清水店(現在の清水建設の前身)」によるもので、レンガは渋沢栄一が設立した「日本煉瓦製造(深谷市)製」です。)
今から120年以上前に本庄商業銀行の繭倉庫として建てられた【明治時代の本庄レンガ倉庫】。昭和52年(1977年)から江原栄一さんご夫妻によって「ローヤル洋菓子店」として生き返った【昭和~平成時代の本庄レンガ倉庫】。そして、平成29年(2017)4月、江原さんからバトンを渡され、「交流施設」として再生された【現在の本庄レンガ倉庫】。
明治から現在まで、本庄市を温かく見守り続けてきてくれた本庄レンガ倉庫の、その時その時のいきいきとした姿を、藤井先生が温かい文章によってよみがえらせてくださっています。
10年前に江原さんご夫妻に直接取材してくださったときのインタビュー記事では、いかに江原さんが子どもの頃から本庄レンガ倉庫を愛し、その歴史的価値を大事に引き継いできてくださっていたかということが伝わってきました。原島辰男氏(上里町在住)の写真も素晴らしかったです。
藤井先生の、旧本庄商業銀行煉瓦倉庫と本庄の人たちの魅力を伝えようとしてくださっている文章によって、歴史の温かい流れを感じさせていただきとてもありがたいです。
※藤井先生が戸谷八商店にの取材に来られた時(7月30日)の様子についてはこちらをご覧ください。
(写真は藤井美登利先生より送っていただいたものを掲載させていただきました。)
◆【藤井美登利先生のご著書】
『埼玉きもの散歩』(さきたま出版会)
藤井先生が、埼玉県の各地域(川越、入間、日高、飯能、小川、東秩父、秩父地方、本庄、深谷、熊谷、行田、羽生、さいたま市等)を訪れ、繭や着物、伝統工芸、酒蔵、まちづくりにかかわる人たちの紹介をされています。
本庄児玉エリアでは、「ローヤル洋菓子店」の江原栄一さんご夫妻も紹介されています。
『埼玉きもの散歩―絹の記憶と手仕事を訪ねて』(さきたま出版会)
◆『NHK大河ドラマ主人公 渋沢栄一の活躍を伝える県境の魅力めぐり』バックナンバー
農村ミュージアム「かねもとぐら」(本庄市児玉)
~「論語と算盤」がバイブル 高窓の里に生きる渋沢の精神と世界遺産とのつながり~
世界遺産「富岡製糸場と絹関連遺産」「田島弥平旧宅」(伊勢崎市)
140年前に島村からイタリアへ! ~渋沢栄一の養蚕人脈をたどる~
旧渋沢邸「中の家」渋沢栄一生誕の地
深谷市指定文化財・埼玉県指定旧跡(深谷市)
渋沢栄一論語の師・尾高惇忠家と桃井可堂郷土資料館(深谷市)
渋沢栄一の養蚕人脈 飯島曽野(その)
~宮中御養蚕へご奉仕した埼玉県の女性~(深谷市)
繭で栄えたまち・本庄を歩く①
創業460年「戸谷八商店」15代目に聞く~戸谷八郎左衛門と渋沢栄一~(本庄市)
繭で栄えたまち・本庄を歩く②
渋沢栄一ゆかりの旧家諸井家と明治の郵便(本庄市)
■【その8】(New!)
繭で栄えたまち・本庄を歩く③
旧本庄商業銀行煉瓦倉庫~ローヤル洋菓子店の記憶~(本庄市)
◆『小江戸ものがたり』(川越むかし工房)
~藤井先生が川越の町雑誌『小江戸ものがたり』の編集長を務められています~
現在、藤井先生は、川越の町雑誌『小江戸ものがたり』編集長を務められています。
ガイドブックには載っていない川越情報(川越の職人、歴史、老舗の話、季節の行事等)が満載です。
■川越の町雑誌『小江戸ものがたり』のバックナンバー(創刊号~第14号)
◆『さいたま絹文化研究会』
「さいたま絹文化研究会」は、日本の蚕糸・絹文化を次代に伝えるために、秩父神社(薗田 稔宮司)・高麗神社(高麗 文康宮司)・川越氷川神社(山田 禎久宮司)の三社の宮司が発足された研究会です。
協力団体として、NPO法人 川越きもの散歩と一般社団法人 高麗1300がかかわっています。
◆【藤井美登利先生のホームページ・論文等】
(※藤井美登利先生のプロフィールやご実績等が掲載されています。)
(※藤井美登利先生が代表を務められていらっしゃいます。)
(※藤井先生が作られたホームページ)
(※藤井先生が編集長を務められている川越の町雑誌)
※川越一番街の書店「本の店太陽堂」(埼玉県川越市幸町7−5)さんや、「小江戸まるまる屋」さんのWEBサイトで購入できます。
(※会報誌の作成を藤井先生がなさっています。)
『官営富岡製糸所長・速水堅曹をめぐる人々~明治黎明期の起業家 清水宗徳の足跡をたどる~』(さいたま絹文化研究会 藤井美登利氏、2020年)PDF:1.62MB
藤井先生、今回の記事も楽しく読ませていただきました。
いつも丁寧なご取材をありがとうございます!!