2021年11月5日発行の埼玉新聞に、埼玉県最古の企業として戸谷八商店が掲載されていました。

2021年11月5日(金) 埼玉新聞掲載
2021年11月5日(金) 埼玉新聞掲載

 

上記に、埼玉県内の老舗企業の傾向について、

『江戸、東京という大消費地が近く、交通網も整備されたことで、多くの人が住んだ。また水資源も豊富で、建築や清酒関連の企業も多く発展した』と述べられています。

 

本庄についても利根川の水運と豊かな地下水のおかげで大きく発展しました。

たとえば、本庄宿の豪商であった森田助左衛門(もりた すけざえもん)が関東有数の酒造業者でした。

(現在の埼玉りそな銀行の付近でお酒を造っていました。)

 

 

江戸運航の大動脈(千葉県立関宿城博物館のパネル)
江戸運航の大動脈(千葉県立関宿城博物館のパネル)
『河岸に生きる人びと 利根川の水運の社会史』(川名登著)より
『河岸に生きる人びと 利根川の水運の社会史』(川名登著)より
利根川の水運で陶磁器を運んでいた江戸時代の木箱(戸谷八商店蔵)
利根川の水運で陶磁器を運んでいた江戸時代の木箱(戸谷八商店蔵)
「利根川の帆掛け舟」(本庄市西沢写真館蔵)  ※『本庄地元学だより』(増田未来望著)より  ※10艘ほどの帆掛け舟が利根川で漁をしている風景がみえます。
「利根川の帆掛け舟」(本庄市西沢写真館蔵)  ※『本庄地元学だより』(増田未来望著)より ※10艘ほどの帆掛け舟が利根川で漁をしている風景がみえます。

「本庄八景」(幕末)の一つに「利根川帰帆(とねがわきはん)」があります。

利根川には高瀬舟が行き来し、その港として、各地に河岸が栄えました。