2021年3月25日(木) 埼玉新聞に、埼玉県人会 岡本圀衞(おかもとくにえ)会長特別インタビューの記事が掲載されました。
岡本圀衞氏は、現在の埼玉県人会の会長です。
埼玉県人会と渋沢栄一翁のゆかりについて、
「(渋沢栄一翁は)埼玉県人に大変深い愛情を持ち、育ててくれた埼玉にお返しをしたいという気持ちがあふれていて、それが県人会創設につながったのだと思う」
「県人会は大正2年(1913年)の設立となっているが、実はそれより前、明治の中期頃から3度ほど埼玉県人による懇親会が催され、その頃から翁は深くかかわっている」
渋沢栄一翁が「埼玉県人会が開かれる日については必ず日記帳に記入し、強く意識していたようだ。埼玉県人への深くそして強い思いがあったのだと思う」
という岡本圀衞会長のインタビューを読ませていただいて、渋沢栄一翁は、ふるさと埼玉県のことを深く愛され、大切に思われていたことが伝わり、埼玉県人としてとてもありがたく思いました。
また、埼玉県人会のあいさつの場での翁の言葉「地方の元気は国の元気のもとだ。日本は一等国になったと騒いでいるが、それは何も東京がえらいんじゃない。農民も商工業者も、すべての地方の弛まぬ努力のおかげでそうなったのだ」
について、岡本会長は、現在の地方創生の考えの重要性を100年前にすでに唱えられていたことを指摘されました。
渋沢栄一翁の卓越した先見性と、公益への思いの強さが感じとれて、とても感動いたしました。
埼玉県人会には、2019年度に、評議員の田中庸三様からのご紹介で入会させていただきました。
田中様は渋沢栄一翁が設立した「埼玉学生誘掖会(ゆうえきかい)」の砂土原寄宿舎OB組織「埼玉学生誘掖会舎友会」で現在幹事も務めていらっしゃいます。
今後も埼玉地域の郷土愛を育む活動をする一人として少しでも貢献できたらと思っています。
2020年1月28日には、埼玉県人会の新年賀詞交歓会に出席させていただきました。
東の家の澁澤幸子様の素晴らしい講演「渋沢栄一を生んだ”東の家”と血洗島今昔」を拝聴しました。
◆一般財団法人埼玉県人会
埼玉県人会は、大正2年(1913年)に創立され、平成25年(2013年)に100周年を迎えました。
初代会長である渋沢栄一翁は、県人会の目的を、「埼玉県人の知徳を進め人格を高めて、社会文化の向上発展に寄与すること」とされました。
渋沢栄一翁の精神を受け継ぎ、平成21年(2009年)から毎年、『埼玉県人会善行賞』を創設し、地域で善行を積まれている方または団体に対して、表彰されています。
現在の埼玉県人会第12代会長は、岡本圀衞氏(日本生命保険相談役)です。
【一般財団法人埼玉県人会】
東京都台東区上野6-16-16 黒田ビル801号室